10月1日から7日は、厚生労働省が主唱する「全国労働衛生週間」です。今年のスローガンは「ワーク・ライフ・バランスに意識を向けて ストレスチェックで健康職場」。この週間は、働く人の心と身体の健康を守るための取り組みを、各事業場で促進することを目的とします。
この機会に、職場での健康管理を見直しませんか?従業員の健康は「健康経営」を進める上でも重要なテーマです。以下の対策はすぐにでも実践でき、労働衛生の改善に直結します。
- ストレスチェック制度の活用・検討
高ストレス者への適切なフォローに加え、職場全体のストレス状況を分析、組織的な課題を洗い出す良い機会です。 - 働き方の見直し
時間外労働の抑制、また、有給休暇の取得促進など、働きやすい環境づくり。また、テレワークを導入している場合は、従業員の作業環境が適切かどうかの確認も。 - 職場巡視・点検の実施
温度、湿度、照明、騒音など、職場の衛生リスクを再確認。小さな改善が、従業員の働きやすさ向上に。 - 安全衛生教育・研修の実施
労働安全衛生やメンタルヘルスに関する研修を企画。従業員一人ひとりの健康意識を向上。
また、東京都をはじめとする各地域の労働局も、この週間に合わせて産業保健フォーラムの開催や、事業者への啓発活動を行っています。
10月の全国労働衛生週間は、就業規則の見直し、ストレスチェック制度の導入、さらには、産業保健専門家との連携を改めて考える絶好のタイミングです。従業員が安心して長く働ける体制づくりを一歩進めていきましょう。
◎東京労働局:https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/news_topics/event/newpage_00133.html
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