化学物質管理強調月間:2月は、厚生労働省が推進する「化学物質管理強調月間」が実施されます。この取り組みは、職場における危険・有害な化学物質管理の意識向上と、管理活動の定着を目的とします。
そして、最新のスローガンは「慣れた頃こそ再確認 化学物質の扱い方」です。” 現場が日常の作業に慣れてしまう。” ことで見逃しがちなリスクを再点検する重要な機会となります。
また、実際にも化学物質による労働災害は発生しています。厚労省が公表する災害事例集にも複数の事故が紹介されています。
例えば、製紙工場において腐食性液体が配管から漏えいし、ミスト状に拡散した化学物質が24名の労働者の顔や目に付着し被災した事例や、有機溶剤を希釈して使用する塗装作業で換気が不十分だったために中毒症状を引き起こした例があります。身の周りの化学物質は数万種を超え、身近な作業環境にも潜んでいます。
また、長期的影響として、ウレタン防水材の原料である発がん性物質「MOCA」を取り扱っていた作業者が膀胱がんを発症し労災認定された事例もあります。これは化学物質管理が健康リスクの評価・予防につながる重要性を如実に示すものです。
安全には、単にSDS(安全データシート)やラベルの整備だけでなく、化学物質の全体リスクアセスメント、保護具の適正使用、工学的対策(換気・局排)、定期的な教育・訓練の実施が必要です。この習慣を機会に、事故・健康被害の未然防止に向けた体制づくりを進めましょう!
化学物質管理強調月間:
◎職場の安全について https://anzeninfo.mhlw.go.jp/user/anzen/kag/saigaijirei.htm

コメントを残す