山本しろう社労士事務所

新宿区の社会保険労務士です。労務相談、障害・遺族年金の請求,助成金申請代行,労働保険の年度更新・算定基礎届等各種手続業務を受けたまわります。


過労死等防止啓発月間


11月は、厚生労働省が定める「過労死等防止啓発月間」です。過重労働や職場のストレスなどによって命や健康を損なうことを防ぐため、全国で啓発イベントや企業向けセミナー、相談などが行われます。

過労死やメンタル不調は特別な環境だけで発生するものではありません。日常的な働き方や職場の空気、業務量の調整など、身近な問題の積み重ねで生じるものです。だからこそ節目に、働き方を振り返る意味があります。

長時間労働は、単に「忙しい」というだけではなく、心身の疲労を蓄積させ、睡眠不足や判断力低下、健康障害のリスクを高めます。

特に、時間外労働が慢性化している場合、「本人が気づかないまま限界に近づいている」ことも少なくありません。職場側が、労働時間の管理、業務量の見直し、休暇取得、上司.同僚とのコミュニケーション改善など、組織としての対策に取り組むことが重要です。

一方、働く人自身にとっても、「少し疲れているかもしれない」.「最近休めていない」と気づくことは大切です。無理を前提にした働き方では、パフォーマンスも持続しません。「時間の使い方」と「休む力」は、仕事の質を高めるための大切な技術です!

「制度はあるのに、使える雰囲気がない」という企業は少なくありません。制度は整備だけでは機能しません。運用ができて初めて、効果を発揮します。~相談しやすい職場づくり、定期的な面談、健康情報の共有など~.日々の小さな積み重ねが職場の安心につながります。

過労死等防止啓発月間:

◎厚生労働省のHP:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64204.html

https://sr-shiro.com/


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