山本しろう社労士事務所

新宿区の社会保険労務士です。労務相談、障害・遺族年金の請求,助成金申請代行,労働保険の年度更新・算定基礎届等各種手続業務を受けたまわります。


年末年始無災害運動


年末年始無災害運動:年末が近づくと、どの職場でも業務が立て込み、気持ちも時間も急ぎがちになります。この時期は、普段なら起こらないはずの事故.ケガが増える傾向にあり、厚生労働省や労働局では毎年 「年末年始無災害運動」 を実施しています。目的は、労働災害を防ぎ、さらに安全に新年を迎えるために、企業全体で安全衛生の意識を高めることです。

年末は、繁忙による作業の無理.慣れない応援業務、連勤による疲労.焦りによる確認不足などが重なり、労災リスクが高まる時期です。また、転倒、挟まれ事故、感電.転落といった典型的な事故に加え、メンタル不調による休職やヒューマンエラーも増加します。目に見える危険だけではありません。心理的ストレスも労務管理の重要な視点です。

管理職が今行うべき対策は、①危険源の再点検、②作業手順と安全ルールの再周知、③体調変化.疲労の把握、④ヒヤリハット報告の奨励、⑤安全会議の実施です。特に、「早く終わらせよう」ではなく「安全に進めよう」という価値観を職場全体で共有することが大切です。

社会保険労務士として現場を見ていると、労災は決して「運の問題.」ではなく、日々の積み重ねで防げるものだと感じます。未然に防ぐ仕組みづくりこそが企業を守ります。年末年始は組織の安全文化を見直す絶好のタイミングです。どうか安全第一で、新しい年を迎えてください。

◎年末年始無災害運動:https://www.jisha.or.jp/info/campaign/musaigai/

https://sr-shiro.com/


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