12月は、厚生労働省が定める 「職場のハラスメント撲滅月間」 です。年末は繁忙期によるストレスの高まり、納期.評価への緊張、コミュニケーションの増加など、ハラスメントが発生しやすい要素が重なる時期です。特に管理職は、日々の言動が組織全体の雰囲気や心理的安全性に直結するため.、今こそ意識を高める必要があります。(もちろん管理職だけではありませんよね!)
最近は、パワーハラスメントやセクシュアルハラスメントだけでなく、テレワーク中のミスへの過剰な叱責や過度の監視に当たる オンラインハラスメント、顧客からの理不尽な要求である カスタマーハラスメント、妊娠や育休に関する マタハラなど、管理職の理解不足がトラブルの火種となるケースが増えています。ハラスメントは「意図があったかどうか.」ではなく、「相手がどう受け取ったか」が判断基準となる点にも注意が必要です。
まず、管理職としてできる最も有効な対策は、①日頃から話しやすい雰囲気を作る.②叱責よりも事実と改善に焦点を当てる.③記録を残す.④困りごとを早期に共有させる仕組みを整える.⑤部下の変化に気づく.ことです。 また、予防は対応よりもはるかに小さな労力で済みます。
また、社会保険労務士として思うことは、「管理職の言葉は組織の安全文化を決める.」ということです。年末の今、職場のルールやコミュニケーションのあり方を見直し、さらに、安心して働ける環境づくりを進めてみませんか。信頼は、日々の積み重ねから生まれます!
◎職場のハラスメント撲滅月間:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66244.html?utm_source

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